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探偵コラム

モラハラ夫の特徴とは?モラハラ夫は見抜ける?問題解決策もご紹介

モラハラとはモラルハラスメントの略であり、精神的な暴力を意味します。例え外傷がなくても、心を傷つけ続けると立派な暴力。最近では精神DVとも呼ばれ、夫婦間の中でしばしば問題として取り上げられています。

モラハラは受けている方も、やっている方にも自覚がないケースは珍しくありません。今回はネット上でもよく見かけるモラハラ夫に関する問題に注目します。モラハラ夫は見抜けるのか、その特徴やモラハラ夫から逃げる方法をチェックしていきましょう。

モラハラ夫とは

そもそもモラハラ夫とはどういったものを指すのでしょうか。モラハラは受け止め方によってさまざまですが、

・妻を馬鹿にする、常に否定する

・「お前は○○だな」とあからさまな人格否定をする

・何をしても不機嫌で家庭内の空気が悪くなる

こうした態度がモラハラと言われています。ネット上で言われている「モラハラ夫」は、本人の自覚も少ないまま日常的にモラハラを行う夫であり、度が過ぎると妻が子供を連れて別居する、離婚を要求するといったこともあるようです。

モラハラ夫の10の特徴

モラハラ夫はよく聞くことではありますが、妻としては「交際中には優しかった」「子供が産まれてからモラハラ夫になった」と変化を感じることがあります。モラハラ夫は、事前に見抜けるものなのでしょうか。また、妻側が自覚のない場合も考えてモラハラ夫の特徴を見ていきましょう。

妻が楽しそうにするのが気に入らない

モラハラ夫は妻が楽しそうにするのが気に食わず、妻が楽しんでいるときこそむっとします。すると妻が楽しそうにすることをやめ、夫を気遣うようになるでしょう。このように、自分の機嫌ひとつで相手が支配されるのを心地よいと感じているのです。

自分の非を認めず、謝らない

次に、基本的に自分には非がないと思っており、明らかに夫が悪くても認めません。喧嘩をしてもモラハラ夫が折れることはなく、大抵妻のせいにします。モラハラ気質な方に特に見られる特徴で、もしかすると交際中から謝ることをしない場面が多かったのではないでしょうか。

正しい大人というのは、自分の非を認めもしくは状況次第では自分に非がなくても、事態を収めるために引くこともあります。これができていないとモラハラをする可能性も高くなり、見抜くためには重要なポイントとなります。

失敗やうまくいかないのを人のせいにする

モラハラ夫が仕事で失敗をしたら、部下など自分よりも立場が下の者のせいにするでしょう。もしかすると天気のせいにするかもしれませんし、情勢のせいにするかもしれません。このように失敗やうまくいかないことの責任からは徹底的に逃れます。家庭内だとほとんどの場合で妻のせいになり、妻としてもこれが日常になると感覚が鈍り「私が悪いんだ」と思い込んでしまうこともあるでしょう。

嘘を平気でつく

モラハラをする方は、嘘をつくのも平気です。嘘をついても相手の気持ちを考えませんし、言いくるめれば何でもまかり通るとも思っています。モラハラ夫だと家庭内では確実に不機嫌な態度を取り続けているのに、他人には「家族は仲良しだよ」と説明するでしょう。本人に嘘をついている自覚がないこともあります。

人前や家族の前でバカにする

笑いを取るためであったり場の空気を和ませるためであったりと、さまざまな理由をつけて人をバカにするのもモラハラ夫の特徴です。はたから見るとまったく笑えないのですが、バカにした対象者の気持ちはやはり考えていません。

これは家庭内だけでなく社会でも多く見られ、友人や部下をいじることの多い方や「俺はいじり役だから」とバカにするのを正当化している方には要注意です。

嫉妬深い、依存体質

嫉妬深く束縛が激しいのは、モラハラ夫の特徴です。妻に対して異様なまでに執着し、外出制限をしたり友人関係との交友を制限したりといった夫は注意が必要でしょう。

これは、妻を自分の思い通りにコントロールしたい願望が隠れています。基本的に妻の意思は尊重されず、また尊重しなくても良いものとして考えている場合がほとんどです。

妻や妻の友人・家族に対して人格否定をする、悪く言う

人格否定はあからさまなモラハラです。どんなに夫婦仲が悪くなっていたとしても、他人の人格は否定されてはなりません。また、その場にいない人を悪く言うのもモラハラのひとつ。例えば「お前の母さんって本当に頭悪いよな」と妻の家族の悪口を言ったり「ロクな友達がいないよね」と友人の悪口を言ったりするのも、妻に対するモラハラです。

何かあるとふさぎ込む、呼びかけを無視する

気に食わないことがあると、怒鳴ったり怒ったりするばかりがモラハラではありません。呼びかけを無視し、自分の気が済むまでこちらからのアクションを無視し続けるのもモラハラの一つです。

モラハラ夫が何も言わなくなると、妻としてはどうすればよいのか分かりません。その結果自分が構ってもらえる、気にかけてもらえることを求め、妻が不快な気持ちになるのは考慮しないのがモラハラ夫の特徴です。

大声で怒鳴る、大きな音を出し威嚇する

大きな声で怒鳴ったり音を出したりして威嚇するのは、「自分の方が立場が上だ」と誇示しています。妻というのは女性なのでほとんどの場合で夫には体力的に敵わず、加えて怒鳴ったり音を出して物を投げたりして威嚇されると、何もできなくなるのです。

モラハラとは一方的なもの。相手が何もできなくなるほど威圧するのは、モラハラの大きな特徴の一つです。

外面が良い、家庭外と家庭内で態度が違う

最後に、モラハラ夫は外面が良いのです。家庭内・家庭外では態度が異なり、これは世間体を気にすることの現れでもあります。自分を良い夫だと家庭外の人間には見せたいために、外面はよくなります。もし自分の方が周りから信頼されていると、外で妻をバカにしても不自然に思えませんし、自分は肯定されます。

そのためにモラハラ夫から逃げるのは難しくなるのです。周囲からは「いい旦那さんね」と評価されると、妻としては相談する場所や人を失ってしまうこともあるでしょう。家庭内のモラハラが表に出ることもなくなってしまいます。

これはモラハラ?モラハラと夫婦喧嘩の違いとは

モラハラ夫に悩む妻の中には「これは夫婦喧嘩であり、モラハラではないのかも?」と感じる方もいるかもしれません。モラハラと夫婦喧嘩の違いとは何でしょうか。違いを3つ解説します。

モラハラは一方的、喧嘩は平等

モラハラはどんなときでも一方的であり、返答や反撃の余地がありません。精神的な暴力なので、これを防ぐことも許さないのです。対して喧嘩は互いに主張したいことがあり、どちらからの意見も聞き入れられる状態。落としどころさえ見つかれば喧嘩は事態が収まりますが、モラハラの場合はモラハラをする方の気が済むまで続きます。

怒りを過度にぶつけるのがモラハラ、喧嘩は手加減がある

モラハラと喧嘩を比較したときに、怒りのベクトルに違いがあります。喧嘩両成敗という言葉があるように喧嘩は双方が悪いのであって、相手の気持ちも加味しているため怒りを過度にぶつけることはしません。

モラハラ夫の中にはひどく大きな声で何時間も怒鳴り、時には暴力を振るうことも。モラハラに加えてDVまで加害が広がることもあり、どれもが一方的な暴力なので喧嘩とは言えません。

モラハラは精神を病むことも

夫婦喧嘩によって精神を病むことは少ないのですが、モラハラは病院に行かなければならないほど相手を追い詰めることがあります。うつ症状が現れたり睡眠障害が出たりと、いきすぎた身体的被害が出るのがモラハラです。

ただ、夫婦喧嘩で精神を病まないかというとそうではありません。基本的に「度が過ぎている」「妻側がモラハラだと感じており、やめて欲しいと願っている」のならモラハラと言えるでしょう。

モラハラ夫からどうやって逃げる?

モラハラを繰り返す夫。可能な限りそんなモラハラ夫からは逃げたいものですが、精神的にも支配されていて自由がない妻も珍しくありません。

モラハラを受けたらやっておきたいことをチェックしていきましょう。

証拠をまずは揃える

モラハラを受けたらまずは証拠を揃えましょう。モラハラは離婚を要求できる事由の一つでもあり、状況次第では相手の合意がなくても離婚を進めることができます。そのためにはモラハラがあった事実を証明しなくてはならないため、今受けているモラハラの様子を記録するところから始めてみてください。

日記を付ける、記録する

どのくらいのモラハラをいつ頃から感じ始めたのか、できる限り細かく日記に記します。妻以外にも子供にも影響が及ぶことがあるため、家庭内の状況が分かりやすいとベストです。日記などは残しておくとモラハラ夫が削除する、捨ててしまうことも考えられるので、自分のスマホや相手が見ないところに記録するのもおすすめです。いつかのために備えて、SNSに記録する方もいます。できる限り消えないところにしておきましょう。

探偵や興信所に調査を依頼する

どうしても自分一人では証拠を残せない、周囲にモラハラの相談ができない場合は、調査を専門的に行う探偵や興信所の力を借りることもできます。探偵というと浮気調査や人探しをするイメージが強いのですが、家庭内に起こるモラハラも「調査会社」という立場から記録の残し方をアドバイスしてくれることもあります。

また、周囲にもモラハラが感じられる場合、聞き込み調査によって実態を暴いてくれることも。夫がモラハラ以外にも不貞を働いていたら、素性調査で分かることもあります。

周囲に相談する、周囲に打ち明けた実績を作る

信用できる人を選び、夫のモラハラを相談しましょう。こうした実績を作ることで、「周囲からはモラハラの証言が得られた」と証拠になるケースもあります。家庭内のモラハラは相談しにくく、一人で抱え込んでどうにかしようとする妻は多いのですが、夫の脅威から逃げるためには周りの協力は必要不可欠です。

この場合もどうしても相談する人が見つからなければ、探偵や興信所など専門機関を頼ってみましょう。相談から始められるところも多いので、一度検討してみると良いかもしれません。

まずは別居から

モラハラ夫から逃げるために、最初から離婚ありきで動くのはおすすめできません。モラハラの自覚がある・ないにかかわらず、自分よりも立場が弱いと思い込んでいる妻が「離婚したい」と主張してきた場合、必ず断るからです。

場合によっては「お前が悪い」「離婚しても養育費は払わない」「慰謝料を支払ってから離婚しろ」など無茶な条件や、夫婦不仲も妻の責任として押し付けてきます。ここで精神的に参ってしまうと話が進まないので、まずは夫と物理的な距離を取ることから始めておきましょう。

ただし、別居すると先ほど説明したモラハラの証拠が掴めなくなります。できる限り自分に有利に進められる条件だけは達成しておき、その後別居を始めると良いでしょう。別居期間中には離婚を進めたり可能であればモラハラを夫に自覚してもらい、夫婦関係再構築のために時間を使ったりしても構いません。渦中にいる間は冷静な物事の判断も難しいのですが、一度離れてみると行動できる方も増えるようです。

各種相談窓口を利用する

モラハラは自治体や各種窓口で相談できます。

・DV相談ナビ

・心療内科、精神科

・弁護士

など、これらの機関では相談窓口があるため利用してみるのも一つの手段でしょう。別居をするにしても夫が追いかけてきそうで恐怖を感じるのであれば、シェルターに相談もできます。身体が思うように動かない場合は医療機関を、法的措置を今後考えているのなら弁護士に、と目的に合わせて相談場所を選んでみてください。たった今相談の必要性は感じなくても、「いざというときにここに連絡する」と分かっているだけでも心強いはずです。

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